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競艇選手


水上の格闘技と呼ばれ、エキサイティングなレースを繰り広げる競艇。競艇は競馬や競輪と同じように公営競技のひとつです。その競艇で、小型モーターボートを自在にあやつり、ライバル達をけちらして勝利をものにしていく競艇選手たち。彼らはレースのみをおこなっているわけではなく、レース開催時には使用するモーターやプロペラの整備に多くの時間をついやします。そのため機械にたいして非常に幅広い知識を持っている必要があります。また、さまざまなレースをこなすことによって身につけた経験が重要であることはいうまでもありません。

競艇選手になるためには、まず福岡県にのみ存在する「やまと競艇学校」という競艇学校を卒業する必要があります。ここは年に2回、8~10月と2~4月に入学試験があります。受験資格は14歳以上21歳未満で、入校日時点で中学校を卒業しているもの。また、体重にも制限があり、男子は47.0キロ以上55.0キロ未満であること、女子は42.0キロ以上50.0キロ未満であることが求められます。また、これにくわえて身長が170センチ以下、視力が裸眼で0.8以上で眼疾患がないこと、血圧が安定していることなどがあげられます。試験は2次試験まであり、1次試験は体力・学力試験。2次試験で面接・体力試験などがおこなわれます。

選手達はレースのない日には、プロペラの研究開発につとめます。これは、プロペラの性能によってモーターの能力を活かすことにも殺すことにもなるからです。そして体重管理は非常に厳しくおこなわなければなりません。1キロの違いが大きな違いを生み出すことにもつながります。また、レースの公正をきすために、レース開催期間中に選手がレース場から外出できないのは他の公営競技と同じです。

競艇選手の収入には不安定なイメージがありますが、それはあくまでイメージ。実際は不安定どころか、ときに平均年収が約2千万円にもおよびます。これは一般のサラリーマンの年収はおろか、他のプロスポーツ選手と比較しても高額な数字。年間獲得賞金も、公営競技のなかでは最も高額の2億8千万円が出ています。また、プロスポーツ選手は通常選手寿命が短いものですが、競艇選手は60歳で現役という人もいます。生涯職業として受験資格に当てはまる人は、チャレンジしてみる価値があるでしょう。

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